事実婚7年目のただの日記

事実婚7年目の思いや仕事・日々の出来事について

不動産会社のいい加減な仕事と平成ボーイ

「平成生まれはゆとり教育世代で疲れる。話が合わない・・・」

と大手ハウスメーカーに勤務する友人が嘆いていた。

世代ギャップじゃないの?と始めは思っていたが、今回、それを目の当りにする事になった。

 

事務所を引越す事になり、ネットで探した物件に問い合わせをした。

賃貸の不動産仲介の仕組みを話すと、

大家が募集依頼をする仲介業者を「元付業者」といい、

借り主(入居者)の依頼を受けて物件を案内する業者を「客付業者」という。

 

客付業者は、基本、案内だけで、契約書類を作成するだけでもなく、家賃交渉をしてくれるわけでもない。ネットで情報が取得できる時代、はっきり言って役割や必要度は低い。

 

元付業者は大家から依頼されているので親密度も高く、物件の内容も良く把握している。契約書類や敷金礼金の徴収、保証協会の手続きも全てここが行う。

 

そして、入居者が客付業者に仲介手数料を1ヶ月分支払。元付業者に礼金と称した大家が払う募集手数料を支払うのである。はっきり言って、全ての仲介にかかる人件費を借り主が払っているのである。ナンセンスである。

 

その割に、入居者の立場に立って真剣に探してくれ、交渉してくれる業者はあまりいない。

 

さて、私が依頼した客付業者の担当者。これが、典型的な平成生まれゆとり世代だった。

 

暑い日の内見だったので、ペットボトルのお茶を担当者の分も買って待っていた。

「暑いのにご苦労様。よかったらどうぞ」と差し出すと、

「お客様にご用意していただいて、すいません。」と言って、その場でがぶ飲みしたのだ。これには唖然・・・普通は相手が飲んでからか、その場では飲まないでしょ・・・

 

家賃等もろもろ交渉の際、当社の予算はオーバーしていたので「予算〇〇円なので」と私も譲る必要はないし、別を探せば良いと思って席を立とうとした。ここで決めてほしい大家の代理人が悩んだあげく「解りました。その値段で」と承諾してくれたのだ。そこまで言われたら、気になって見に来た物件だし悪い物件ではないので「ありがとうございます」と交渉成立。申込みである。

その間、客付業者は向こうが最初に提示した金額に対して、新宿でこの値段ならお得ですね。を連呼する。「オイ、お前はどっちの立場だ。」

 

帰り際、「あそこで、一歩も下がらなかった社長はさすがですね。男の僕なら、根負けして、言い値でそうですね。ってなってました。」と何だかウキウキして話している。

 

「おいおい、スーパーで買い物するんじゃないの。遊びじゃないんだよ・・・」

 

そして、「総額でいくらぐらい用意したらいいのか知りたいので見積もり書を頂けますか?」と尋ねると「当社は色々とトラブルがあり見積書を発行していないです」との回答。

 

なんじゃ、そりゃ。

 

金額が決まっていないのであれば概算見積もりで構わないから。と言った。

 

なのに、後日、メールで送ってきたのは何と、請求書である。おいおい、まだ保証会社の審査も終わってないし、契約に至ってないんだよ。しかも、一言も連絡なしでこれは誰でも怒るぞ・・・

 

あぁ、、疲れる。

 

こういうのは言わないと分かっていないので、うちだけではなくて他所でも困るだろうと教えるつもりで電話したら「だから、当社は見積もりは社のきまりで出さないと言ったじゃないですか・・・不動産業者は見積もりは出さないのが普通です」と。これには思わず、ブチ切れた。他の業者は出してくれる事、審査関係はこれからだってわかっているから、概算だって認識してる事。そもそも、見積書と請求書の違いが分かっているのかという事。こんなんが沢山いるから不動産業界は馬鹿にされるのである。こんなくだらん事で気分悪く仕事をしたくないので、話は終わり。

 

平成君に申し訳ないが、元付と話した方が話が早いので、スッとばして話を進めた。

 

数日後、他の担当者から電話があり、担当の〇〇は入院しましたので代わりに私が担当します。との事。

 

あぁ・・・疲れる。平成生まれ。

 

こんな対応で、家賃1ヶ月分を払うのはとても馬鹿らしい・・・・