事実婚7年目のただの日記

事実婚7年目の思いや仕事・日々の出来事について

離婚。別々の道を歩む【完】

事実婚8年目。2017年秋。事実婚の不毛な関係に終止符を打ちました。

この記事を書いているのはお別れした3年も後です。独身になって自由に動ける自分の時間を経て、起業した会社も順調に成長し仕事も思いっきり打ち込み、でもうまくいかない出来事もあり、反省し、最近、再婚したのでやっと書く気持ちになりました。(もう結婚はないと思い自分の家まで建てるという暴挙に出たとたん、不思議な縁があるもんですね)

 

お別れの半年程前に実は私、浮気をしました。半年程の不倫でした。旦那とは1年ほど会話らしい会話をしない間だったので、寂しさもあり後腐れもなさそうな相手を知らずのうちに選んでいたのでしょう。浮気相手を愛しているというよりは、自分の寂しさを埋めてくれる様な人でした。お相手とは奥さんにメールがバレたので直ぐに連絡を絶ちましたが(元々、向こうの家庭を壊そうとか、相手と結婚したいとかではなかったので。でも、色々な気持ちを思い出したし、私の心の寂しさが露わになった時間、素直な自分の気持ちを持てた事に、相手にはとても感謝しています。だから、奥さんには申し訳ないけど、、ちょっとだけあなたのご主人を借りました。)←世の中、こうゆう女性がいる事をやる方の立場で気づきましたが、本人に悪意はなく。浮気した旦那とそうさせてしまった奥さんに隙があったと都合の良いように解釈しています。皆さんも気を付けて。

 

「浮気」した事で旦那との関係に一旦距離ができました。「いったい私はこの人にどうして固地してたのだろう。どうして、縛り付けていたのだろうと」気づきました。また、恋にときめく自分がいて、綺麗になろうと心掛けだした自分がいて、そしてその変化に気づく旦那がいました。

自分勝手だけど、浮気した事に後ろめたさがあり、相手の家庭と比較した劣等感もあり、自分が求めてる本当に欲しい家族像に気づき、旦那に対して私の願いを叶えてよという怒りもあり、、

私から「もう終わりにしよう」と話しました。

すると、案外すんなりと旦那も引っ越し先を決め、引っ越し業者を手配し、出ていくことになりました。相手も私との関係が辛かったんでしょうね。最後は意地の張り合いっぽかったですが。引っ越し当日は私もあえて外出し、帰宅時には彼の荷物がなくなった部分が、欠けたパズルの様にスペースを空けて、静かな無言のお別れでした。

 

別れた時に話し合うこともなく消える様にいなくなったので、別れた当初は8年の歳月に何の実績も生産性もなく「結婚てなんだったんだ。無駄に過ごしたなぁ」と感じましたが、振り返れば、それなりに旅行も行ったし、楽しかったし、相手の不器用な優しさも感じてたし、助けてもくれてたし信頼もしてたんだよな。と思います。夫婦の8年て結構長かったんです。初婚の気持ちは1度だけです。再婚相手をとても愛していても愛されていても初めての結婚式や新婚旅行の時の気持ちは一度だけでした。(今の旦那はそれを嫉妬してモヤモヤしてる所がかわいいんですけどね)

 

そして、今度はちゃんと入籍しました。

相手には「以前の結婚は、式はあげたが籍はいれていない中途半端な関係だった」と説明し私は苗字は変える気はないと話をし理解してもらえました。(女も40歳にもあると所有している物や社会での責務も男性と変わらず大きくなるのです。その膨大な書類の変更と関係者への挨拶、抱えている通常業務を考えると名字の変更は非効率の何物でもないです)

とても優しく理解ある人ですんなりと婿にはいってくれました。

今は、まだ結婚して数ヶ月という事もあり、幸せボケしてますが「私の事を第一に考えてくれて家族思いで、仕事にも誇りを持っていて私を尊敬もしてくれています。ちょっと幼い所もありますがそれも許せる程度」過去に色々やらかし、辛口の私には勿体ないくらいのいい人です。

 

そして、40歳で今更、子供ができるとは強く望んでいませんが、一緒に取り組もうとしてくれています。周りの友人は「子育て一段落」の時期に入り、自分の時間を楽しみつつありますが、私は30代に社会で頑張って仕事して大きな物を築けたので、40からは自分のルーツになるような家族や家庭を大事にして過ごそうかと思っています。本当に人生て人それぞれなんだなぁと感じます。

 

ここで、一旦このブログは終わりにしようと思います。

事実婚の解決になるような事は書いてませんが、同じような状況で悩んでいる方がいて、共感してくださって、少しすっきりするのならばそれでいいかと思い残します。