離婚。別々の道を歩む【完】
事実婚8年目。2017年秋。事実婚の不毛な関係に終止符を打ちました。
この記事を書いているのはお別れした3年も後です。独身になって自由に動ける自分の時間を経て、起業した会社も順調に成長し仕事も思いっきり打ち込み、でもうまくいかない出来事もあり、反省し、最近、再婚したのでやっと書く気持ちになりました。(もう結婚はないと思い自分の家まで建てるという暴挙に出たとたん、不思議な縁があるもんですね)
お別れの半年程前に実は私、浮気をしました。半年程の不倫でした。旦那とは1年ほど会話らしい会話をしない間だったので、寂しさもあり後腐れもなさそうな相手を知らずのうちに選んでいたのでしょう。浮気相手を愛しているというよりは、自分の寂しさを埋めてくれる様な人でした。お相手とは奥さんにメールがバレたので直ぐに連絡を絶ちましたが(元々、向こうの家庭を壊そうとか、相手と結婚したいとかではなかったので。でも、色々な気持ちを思い出したし、私の心の寂しさが露わになった時間、素直な自分の気持ちを持てた事に、相手にはとても感謝しています。だから、奥さんには申し訳ないけど、、ちょっとだけあなたのご主人を借りました。)←世の中、こうゆう女性がいる事をやる方の立場で気づきましたが、本人に悪意はなく。浮気した旦那とそうさせてしまった奥さんに隙があったと都合の良いように解釈しています。皆さんも気を付けて。
「浮気」した事で旦那との関係に一旦距離ができました。「いったい私はこの人にどうして固地してたのだろう。どうして、縛り付けていたのだろうと」気づきました。また、恋にときめく自分がいて、綺麗になろうと心掛けだした自分がいて、そしてその変化に気づく旦那がいました。
自分勝手だけど、浮気した事に後ろめたさがあり、相手の家庭と比較した劣等感もあり、自分が求めてる本当に欲しい家族像に気づき、旦那に対して私の願いを叶えてよという怒りもあり、、
私から「もう終わりにしよう」と話しました。
すると、案外すんなりと旦那も引っ越し先を決め、引っ越し業者を手配し、出ていくことになりました。相手も私との関係が辛かったんでしょうね。最後は意地の張り合いっぽかったですが。引っ越し当日は私もあえて外出し、帰宅時には彼の荷物がなくなった部分が、欠けたパズルの様にスペースを空けて、静かな無言のお別れでした。
別れた時に話し合うこともなく消える様にいなくなったので、別れた当初は8年の歳月に何の実績も生産性もなく「結婚てなんだったんだ。無駄に過ごしたなぁ」と感じましたが、振り返れば、それなりに旅行も行ったし、楽しかったし、相手の不器用な優しさも感じてたし、助けてもくれてたし信頼もしてたんだよな。と思います。夫婦の8年て結構長かったんです。初婚の気持ちは1度だけです。再婚相手をとても愛していても愛されていても初めての結婚式や新婚旅行の時の気持ちは一度だけでした。(今の旦那はそれを嫉妬してモヤモヤしてる所がかわいいんですけどね)
そして、今度はちゃんと入籍しました。
相手には「以前の結婚は、式はあげたが籍はいれていない中途半端な関係だった」と説明し私は苗字は変える気はないと話をし理解してもらえました。(女も40歳にもあると所有している物や社会での責務も男性と変わらず大きくなるのです。その膨大な書類の変更と関係者への挨拶、抱えている通常業務を考えると名字の変更は非効率の何物でもないです)
とても優しく理解ある人ですんなりと婿にはいってくれました。
今は、まだ結婚して数ヶ月という事もあり、幸せボケしてますが「私の事を第一に考えてくれて家族思いで、仕事にも誇りを持っていて私を尊敬もしてくれています。ちょっと幼い所もありますがそれも許せる程度」過去に色々やらかし、辛口の私には勿体ないくらいのいい人です。
そして、40歳で今更、子供ができるとは強く望んでいませんが、一緒に取り組もうとしてくれています。周りの友人は「子育て一段落」の時期に入り、自分の時間を楽しみつつありますが、私は30代に社会で頑張って仕事して大きな物を築けたので、40からは自分のルーツになるような家族や家庭を大事にして過ごそうかと思っています。本当に人生て人それぞれなんだなぁと感じます。
ここで、一旦このブログは終わりにしようと思います。
事実婚の解決になるような事は書いてませんが、同じような状況で悩んでいる方がいて、共感してくださって、少しすっきりするのならばそれでいいかと思い残します。
ホームページ制作・CMSサーバー管理料って、いったい何?!
40万近くかけて自分でHPを作成する馬鹿な結末。
ああ、お金がもったいなかった。
CMSサーバー管理料。とかいう名目で月に1万円も支払うも何もやってくれない。
メールフォームが届かなくなっても、迷惑メールが増えても、使いにくいCMSプログラムに何とかしてよ。と言っても一向に改善はされない。
更新は自分でできます。が売り文句で、結局金を払ってなぜか自分の時間をそこに使う羽目に。あほらしくて、騙された自分にも腹が立つ。
業者は開発費を分割で払って頂いていると思って下さい。って言うが、開発費を何で顧客が払わなきゃならんのだ!?、もしそれが事実なら一体減価償却はどうやって試算しているのだろう? 使い続けるだけ損である。
実態は無いんだろう。ただ安定したキャシュフローがほしいだけである。
ITやらネットやら、顧客が知識がない事を良い事に最初は上手く言ってくる。
起業したての社長一人でやっている小さい会社に頼んだ私が馬鹿だった。
一人なので、作業に限界がある。値引きはしてくれたものの用が足りなくては意味がない。中途半端なHPをつくられた。そんで、月々のCMSサーバー管理料である。
最初に作ったサイトは全て作り直す結末。
今、リニューアルで別の企業に作成してもらっているが、同じような金額でしっかりしたものを提案してきた。こちらの希望も真摯に聞いてくれてできない事はできないと言ってくれる。話し合いができる。今の所良い会社だ。
さて、最初に依頼したいい加減なWEB作成会社は、私がCMSサーバーの管理費の件で文句を言った。実は管理費の請求書が送られてこないので催促兼「なくても用が足りるならうちはお金ないから」と言ったら弁護士を引き合いに出してきた。いきなり「踏み倒し」だと言ってきた。
う~ん、話し合いもせずにすぐに弁護士を出すとか考えられん。
そんな、こんなで「言った。言わない。」を繰り返すのも馬鹿らしく、ビジネスのお付き合いなのに双方に利益やメリットがない作業なんて正直いらない。こちらはお金がない訳ではない。ただ、請求書を出さなくても済んでしまうようないい加減な物にお金を払いたくないのである。
そんなその場限りの会社が増えない事を祈りたいし、自分の会社はそうはなってはいけないと思う。
ビジネスは人の心の上に成り立っている物。守銭奴になってはいけない。
(と、自分にも言い聞かす。)
不動産会社のいい加減な仕事と平成ボーイ
「平成生まれはゆとり教育世代で疲れる。話が合わない・・・」
と大手ハウスメーカーに勤務する友人が嘆いていた。
世代ギャップじゃないの?と始めは思っていたが、今回、それを目の当りにする事になった。
事務所を引越す事になり、ネットで探した物件に問い合わせをした。
賃貸の不動産仲介の仕組みを話すと、
大家が募集依頼をする仲介業者を「元付業者」といい、
借り主(入居者)の依頼を受けて物件を案内する業者を「客付業者」という。
客付業者は、基本、案内だけで、契約書類を作成するだけでもなく、家賃交渉をしてくれるわけでもない。ネットで情報が取得できる時代、はっきり言って役割や必要度は低い。
元付業者は大家から依頼されているので親密度も高く、物件の内容も良く把握している。契約書類や敷金礼金の徴収、保証協会の手続きも全てここが行う。
そして、入居者が客付業者に仲介手数料を1ヶ月分支払。元付業者に礼金と称した大家が払う募集手数料を支払うのである。はっきり言って、全ての仲介にかかる人件費を借り主が払っているのである。ナンセンスである。
その割に、入居者の立場に立って真剣に探してくれ、交渉してくれる業者はあまりいない。
さて、私が依頼した客付業者の担当者。これが、典型的な平成生まれゆとり世代だった。
暑い日の内見だったので、ペットボトルのお茶を担当者の分も買って待っていた。
「暑いのにご苦労様。よかったらどうぞ」と差し出すと、
「お客様にご用意していただいて、すいません。」と言って、その場でがぶ飲みしたのだ。これには唖然・・・普通は相手が飲んでからか、その場では飲まないでしょ・・・
家賃等もろもろ交渉の際、当社の予算はオーバーしていたので「予算〇〇円なので」と私も譲る必要はないし、別を探せば良いと思って席を立とうとした。ここで決めてほしい大家の代理人が悩んだあげく「解りました。その値段で」と承諾してくれたのだ。そこまで言われたら、気になって見に来た物件だし悪い物件ではないので「ありがとうございます」と交渉成立。申込みである。
その間、客付業者は向こうが最初に提示した金額に対して、新宿でこの値段ならお得ですね。を連呼する。「オイ、お前はどっちの立場だ。」
帰り際、「あそこで、一歩も下がらなかった社長はさすがですね。男の僕なら、根負けして、言い値でそうですね。ってなってました。」と何だかウキウキして話している。
「おいおい、スーパーで買い物するんじゃないの。遊びじゃないんだよ・・・」
そして、「総額でいくらぐらい用意したらいいのか知りたいので見積もり書を頂けますか?」と尋ねると「当社は色々とトラブルがあり見積書を発行していないです」との回答。
なんじゃ、そりゃ。
金額が決まっていないのであれば概算見積もりで構わないから。と言った。
なのに、後日、メールで送ってきたのは何と、請求書である。おいおい、まだ保証会社の審査も終わってないし、契約に至ってないんだよ。しかも、一言も連絡なしでこれは誰でも怒るぞ・・・
あぁ、、疲れる。
こういうのは言わないと分かっていないので、うちだけではなくて他所でも困るだろうと教えるつもりで電話したら「だから、当社は見積もりは社のきまりで出さないと言ったじゃないですか・・・不動産業者は見積もりは出さないのが普通です」と。これには思わず、ブチ切れた。他の業者は出してくれる事、審査関係はこれからだってわかっているから、概算だって認識してる事。そもそも、見積書と請求書の違いが分かっているのかという事。こんなんが沢山いるから不動産業界は馬鹿にされるのである。こんなくだらん事で気分悪く仕事をしたくないので、話は終わり。
平成君に申し訳ないが、元付と話した方が話が早いので、スッとばして話を進めた。
数日後、他の担当者から電話があり、担当の〇〇は入院しましたので代わりに私が担当します。との事。
あぁ・・・疲れる。平成生まれ。
こんな対応で、家賃1ヶ月分を払うのはとても馬鹿らしい・・・・
投げやりな態度はセックスレスが原因?
最近の私は人生にちょっと投げやりな処があり、見直さなくてはいけない。
人は目標や生き甲斐、こだわりが無くなると、こうも腑抜けになるのか、と。
私は、今年、35歳。
子供を考えるには、待ったなしの歳。
34歳で結婚した友人二人が立て続けに妊娠、出産。
7年も一緒にいて子供がいないと、不妊を疑われ検査やら治療やらを勧められる始末。
でも、うちはパートナーとは訳あって事実婚。
そして、何と4年間のセックスレス。
だから、子供が出来る訳がない。
正直、たまに、何でこの人と一緒にいるんだろう?と思う。
住宅ローンは借りられなくて、入籍はしてなくて、セックスレスで、、、
???
友達?家族?私って彼の母親かぁ?なんでこうなったんだろう?
相手は自分を写す鏡。というのは一理あっていると思っていて、自分に非があるのかなぁ。と考える。
私が会社を作ったから?
いや、その前からこんな感じ。
料理や洗濯など、旦那の分もやらないから?
いや、当初はやってたし、やらなくなったのは、旦那が夕食を家で食べないからで、週末はちゃんと作るし。
旦那を立てないから?
立ててあげたいけど、何も出来ないくせに、外では大きい顔して、私の事、ちょっと笑い者にしてる態度が気に入らないから立てようがないし。
う~ん、、、、
こんな関係、もう、終わってんなぁ。
仲は悪くはないし、憎しみや嫌悪感はにないけれど。
独身の時は、モテたし、セックスも嫌いじゃないし、ワーホリで海外で一年間生活しちゃう様なタイプだし、一人旅とか好きでバックパッカーした事もあったし、ダイビングやスノボーも大好きでよく行ってたのに。
結婚してから、何か、何もしてない。
行きたいなぁーと思っても、パートナーを置いて行くのは少し罪悪感があって、、(旦那はインドア派)
勿論、仕事に夢中でその気になってない時期もあったけど、今は少しゆとりも出てきて好きなこと出来るのに、、、
と、そんな感じが長く続いて、子供も家も今後の二人の人生も、もうどうでもよくなっちゃってる。
でも、これでは、いけない。
でも、解決策は見えてこない、、、
セックスレス?たまに雰囲気変えたから?下着とか、場所とか、、、、て、言うけど、
人間て、そんなに単純じゃ~ない。
起業塾で出会う、起業したい女性たちの実態。
私は、3年前に会社員をやめて起業した。
起業前は何をしていいのかさっぱりわ分からなかったので、本を読んだり、起業系のセミナーに行ったり、色々と情報収集をした。
起業を思ったのは、会社勤めでいる限り旦那の協力が得られにく環境で子育てと家庭の両立は無理だ。と考えていたからだ。
それに、ある年になったら会社や社会で学んできた事を今度は社会に恩返しする番だとも思っていた。
それに、専業主婦になるのは嫌だった。大学を出て企業に就職して、涙を流しながら、歯を食いしばりながら、疲労によるいろんな病気にもなりながら、10年間頑張って、やっと、一人で現場に出られるようになって、主体的に仕事に取り掛かれるようになって楽しくなってきたのに、主婦になったらただの主婦。今までの実績は0になる。
そんなこともあり、準備に約2年もかけた。
1.会社を作るための知識。その後の経営の仕方。
2.どんなサービスを提供するか、中身の準備
1は簡単だった。本を読んで、役所や法務局にいけば教えてくれる。一番いいのは行政系が発行しているパンフだ。
2が大変だった。何をするか。どうやって。営業方法は? 仕入れはどうするか、どうやってお客を集めるか。
女性だけの起業塾にも参加した。そこで、色々な人に合うのだが、まあ、中途半端な人が多い事。多い事。
一番、驚いたのが「自称女社長」
彼女もセミナーで出会うのだが、会社は経営していない。仕事は派遣社員である。有名ブロガーの様で「すごいアクセス数が多いの~」と自慢していた。
ブログのタイトルは「女社長の○○日記」である。
オイ!まだ、社長じゃないじゃん(失笑)世の中をだまして馬鹿にしてるのか?
その他にも「今の職場や仕事内容が自分にあっていないから」と節々に文句が出る人。ネイルサロンで働いた事は無いけれど、学校で資格をとったから自分でやろうと思ってと言う40代。すでに自営業で女性らしい教室を開いているにも関わらず、何の目的か起業コースに参加している人。何となくの人。(まぁ、最後の2件は良しとしよう)
なんか、起業という形に憧れて、女社長という肩書にかっこよさを感じて、今の現実から逃げたくて起業したいっていう人が多くいた様に感じた。見た目だけ?
ここにきている人が3年経って、何人起業できたのか、知りたいとこである。
因みに自称女社長さんは、2年前まで「海外に行くかも~」と年賀状が来ていたが、今は行方しらずだ。
女性で起業したい人に言うけれど、正直、務めていると時より大変。
起業の業種にもよるけれど、始めはお金もあんまりないから、全て自分でやらなくてはいけない。HPの作成や事務作業。経理(税理士に頼んでるけど)パンフレット。勿論、営業。そして仕事が入ってきた時の業務に追われる日々。そして、仕事がなくなった時の苦悩。
友人もベビマ教室を自宅で開設したけれど、なかなか思うようにはいかない様で、子供が寝静まった深夜に作業したりと「大変だ。」とこぼしていた。
それでも、女性が輝く社会は素敵だと思う。
大きな事は出来なくても、地域密着型でも起業して頑張れるならそれで良いのかもしれない。
がんばれ!!女性!!
時効10年というやつ。民法を身近で感じる。
普通に生活をしていれば、あまり、法律を意識する事はないのではないだろうか?
勿論、住まいを買うも借りるも借地借家法の基に成り立っているし、食品だって衛生法の上に成り立て提供されている。それらは、全て健全な企業がちゃんとした手続きや管理をした上で消費者に提供されているので「そうか!これはこういう法律があるからこうなっているんだ。」と思う事はあまりないと思う。
結婚5年目、旦那のお金に対する管理・運営の無さに目をやりながら、ここ数年は目立った悪事を働いていないので、ちょっと油断していた。
旦那宛てに内容証明が送られてきたのだ。送り主は「○○債務○○会社」
また、嫌な予感。
帰ってきた旦那に開封させると、武富士の破産後の管理をしている会社からだった。
「9年前に借したお金が返済されていませんので、返して下さい。」との事。
「元金:1万」
はぁ~? 1万~? 何これ?
新手のおれおれ詐欺か?と思い、私だったらこの手紙を疑うとこだけど、前科者の旦那である。
本人もあいまいで「借りた事あるけど、返したはずだけど」となぜか怒こり気味である。
「支払いした時の領収書とかとってないの? 借入した時の返済計画とかないの?」
当然、ある訳ない。あぁ~~~。あほだ。本当に情けない。もう、これは払い忘れでしょう・・・・
利息は書いて無いけど、金利が3%としても3万3千円ぐらいか。
「電話して内容を聞いて、さっさと払って、ちゃんと振り込んだ明細を残してこい」と、もうこんなくだらん事に関わりたくない。
それにしても、何で9年の間、連絡がなかったのだろう。引っ越しを何度もしているので、分からないにしても、今さらわかるなら、武富士が倒産した後、すぐにでも連絡がなかったものか。
「9年」 時効は「10年」・・・・これか!! 時効直前に催告すれば、時効は中断となる。支払いが免れたわけではない!民法のこれか!!
く~、会社は新住所も知っていながら、あえて黙っておいて時効前に取れるだけ利息を取って、借金は時効消滅しないようにしようという考えか。
て、当然、払い忘れている馬鹿な旦那の方が悪い。でも、何か、やられた感が一杯でもやもやする私だった。
別れのタイミングを逃す
自分だけの城を手に入れたパピ子。
いよいよ、事実婚状態からの脱却ができる。
後はいつ、どうやって旦那と別れるか。
(これを先に考えておくべきだった・・・)
暫くは自宅と買ったマンションを往復していたが、創業時は準備が本当に大変で作業が深夜におよぶと泊まる様になる。少しずつ私物を移動しているうちに、今度は貯金が底をついてくる。
マンションを買った時点で思いきって全て引っ越して、無一文になってでもいいから、別れれば良かった。
でも、あの時は、何か別れの決定打に欠けていたのだ。
仕事は一生懸命やっていて、社内の評価も悪くない。給料もちゃんともらってくる。少々?嫌、かなり、世間の知らない事が多すぎるだけで、私が説明すれば真剣に話は聞いている(ように見える)。仕事で起こる疑問や問題に対する考え方は近いので、それだけが唯一の救いである。
寂しそうにしてる旦那を見ると、人として、悪いことをしているような気がした。
結局、話し合いの上「ついてくる?」と聞いてしまい。「うん」と言われて何故か私名義の1DKのマンションに一緒に住んでいる。
冷静に考えて結果だけみたら、ただ、狭い家を買っただけである。
しかも、旦那は自分の腹は傷んでいない。
ダメな旦那だが、私もこんなアホな男を見捨てられない意志が弱いバカな女なんだろうか。
結局、マンション購入1年後、旦那が引っ越してきた。当然、部屋はギュウギュウ。よくもまー、上手に入れたな。と我ながら感心してしまう。
狭い空間にいると、嫌がおうでも顔を合わせる。必然的に会話も増える。
1年間我慢すれば、旦那も住宅ローンを借りられる様になるだろう。と、結婚4年目、再びコイツとやっていくかと、その時は思っていた。
しかし、まだ、消費者ローンの話は終わっていなかったのだ・・・・